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ブーシェ『ウルカヌスに不意を打たれたヴィーナスとマルス』
ヘパイストスの仕掛けた網に引っかかったアレスとアフロディテを見て、「相手がアフロディテならあんな目に遭ってもいい」と物好きにも思ったのがヘルメス。
早速、彼は愛と美の女神アフロディテに口説いて、そして二人の間にはヘルマフロディトスが生まれた。
アフロディテ譲りの美貌の美少年にヘルマフロディトスは成長した。
しかし、このヘルマフロディトスは両親に似ず、大変純情な少年だったと言う。
ヘルマフロディトスは15歳のあるとき、サルマキスの泉についた。
この泉にはニンフのサルマキスがいた。
このサルマキスはアルテミスの従者と違って狩をすることは無い。
いつも泉に写る自分の姿を見ながら髪をとかしている。
サルマキスは少年を見かけると、とたんに夢中になって追い掛け回した。
ヘルマフロディトスはニンフを拒絶した。
それでもサルマキスはヘルマフロディトスを追いかけ、泉に飛び込もうとする少年を抱きしめた。
彼と一つになりたい。
とでも、思ったのか。
またこんな願いを、どんな神々が叶えたのか。
サルマキスとヘルマフロディトスは一つになった。
以降、豊かな乳房と男根を持つ美少女あるいは美少年が誕生した。
←またしても登場したのはアレスとアフロディテ、ヘパイストスの3ショット。
ブーシェがアフロディテを描くときは、たいてい大きな布地と複数の赤ちゃん姿のエロス、鳩、薔薇の花がデコラティブに華やかに登場。
絵が小さくてわかりにくいかも知れませんが、ここでは普段はワイルドな軍神アレスも頭にリボンをつけて描かれている( 間抜けだ……)。 |
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